経歴
26歳までバイクのレーシングドライバーをやっておりました。26歳で引退して、その後1年間でこれから何をやろうかなとじっくり考えました。その結果、飲食業に興味を持って飲食業の世界へ入ることに決めました。約2年かけて修行をした後、29歳で独立して自分のお店を持つことができました。そして株式会社Enproを法人化して、今に至ります。
会社の主な業務内容は何ですか?
私は3社の代表取締役をしておりまして、株式会社Enproは創業11年、株式会社おひさまは創業3年、そしてアグリーチ株式会社が創業2年になります。従業員はパートアルバイトを含めて3社で25名です。 株式会社Enproは主に飲食事業、株式会社おひさまでは障害者の就労継続支援をやっております。アグリーチ株式会社は販売や投資、システム開発など多岐に渡って事業を展開しています。
飲食事業ではどのようなお店を経営されているのですか?
ラーメン店を2軒、それと高齢者向けの配食サービスをやっております。佐野市ですのでラーメンはもちろん佐野ラーメンです。
就労支援は具体的にどういった内容のものになるんでしょうか?
障害者の方々が働けるようサポートを行っています。まず私たちの会社で練習のような形で仕事をやってもらい、最終的に一般企業で就労できるようにお手伝いをしています。
お給料をもらいながら職業訓練をするようなイメージでしょうか?
はい、そういう感じですね。就労形態としてA型とB型に分かれていて、A型は一般的な雇用と同じです。最低賃金は保証していますし、うちの会社では社会保険に入って働いていただいてる利用者さんもいらっしゃいます。 B型は雇用ではない形態でして、ゆとりを持って楽しく内職などの作業をやって頂いています。皆勤していただくとお給料は大体月3万円以上になります。
学生時代はどういった生徒でしたか?
小さい頃から柔道をやっていて、学生時代は柔道部にも所属していました。高校1年生の時に2段を取りました。社会人になってから知人から誘われて、全日本柔道連盟に登録をしたことがあります。バイクは学生時代から好きでしたね。中型免許も学生時代に取得しました。
バイクのレーサーになりたいと思ったきっかけは?
きっかけはテレビなどで見てかっこいいなって思ったんです。かっこよくなってモテるのかなと思って始めました。レースの時は派手でかっこいいのですが、蓋を開けてみると普段はとても地味なんです。毎日トレーニングと食事制限に明け暮れる日々で、非常に地味。それに大してモテなかったですね(笑)
座右の銘や好きな言葉はありますか?
山本五十六の言葉で「苦しいこともあるだろう。言いたいこともあるだろう。不満なこともあるだろう。腹の立つこともあるだろう。泣きたいこともあるだろう。これらをじっとこらえてゆくのが、男の修行である。」です。かっこいいですよね。
リーダーとして大切にしていることは何ですか?
従業員の生活を守るということを常に考えてます。当社で働く従業員だけでなく、従業員の周りには家族や子供がいたり、様々な人が関わっていますよね。その周りの方々まで守るという気持ちで日々奮闘しています。
企業として果たすべき使命についてどういった考えをお持ちですか。
地元に根付いた企業というのを目指していまして、その一環として地域の高齢者の配食事業や就労支援をやっています。あとは県外にも佐野ラーメンの店を出して、佐野市をよりアピールしていきたいと思っています。
地元愛は強い方なので、地元に貢献できるような企業を目指してます。高齢者の方へお弁当を一つ一つ手渡していく中で「ありがとう」と感謝されることは大変嬉しいことです。こういった地元の方々に感謝されるような仕事をもっと続けていきたいですね。
企業として実現していきたい未来について教えてください。
佐野市をもっと盛り上げて世の中へアピールしていきたいという気持ちから独立しました。
地元企業の仲間達と連携して、まだどこの都道府県にもないようなことで佐野市を盛り上げていきたいと思っています。
一緒に働くスタッフのために力を入れていることはありますか?
不測の事態があったとしても従業員を守れるような保険や補償を用意しています。業績に応じた賞与や、臨時手当なども出していきたいです。やはり従業員が満足して働ける環境でないと、お客様にも満足して頂けないと思っています。
御社で活躍できるのはどういったスキルや考え方を持った人材でしょうか。
やる気があることが重要です。資格などもあればいいのかなという程度にしか考えておりません。学歴も全く問いません。とにかく本人のやる気です。あと、私は夢のある人が好きなので、夢のある人を特に応援しています。
今後の時代を担う若い世代に向けてメッセージをお願いいたします。
あなたの地元を大切にしてください。今の日本では人材がどうしても都会に集中しがちです。都会で得た知識や経験を活かして、地元を盛り上げてくれる若者を応援したいです。グローバル化してる時代なので、場所は問わず地方でも都会と同じような生活ができると思います。
ぜひ自分の育った街を大切に思って、私達と一緒に地元を盛り上げていって欲しいです。佐野市の人口が少しでも増えるよう、佐野市に人が集まる魅力的な街にしていけたらいいなと思ってます。皆さんの協力を期待しています。
※こちらのインタビューは 2022年11月03日 に行われました。
株式会社Enpro
インタビュー動画※別ウィンドウが開きます。